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2023-06-26 (Mon)

労働の意義、勤勉の誇りを取り戻そう

労働の意義、勤勉の誇りを取り戻そう

6月もそろそろ終わり。とんでもなく円安が進み、輸入に頼っている日本は物価が上がり続けています。なのに、給料が思うように上がらない…。不安や不平不満で心が満ちていませんか?私は、こう考えています。「日本が本気で日本を見直すチャンス到来!」円が安かろうが高かろうが、日本国内で全てを賄えるようになれば、関係がなくなります。技術革新によって世界のつながりが容易になった今、ついつい他力本願的な発想をしてしまい...

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6月もそろそろ終わり。
とんでもなく円安が進み、輸入に頼っている日本は物価が上がり続けています。
なのに、給料が思うように上がらない…。
不安や不平不満で心が満ちていませんか?

私は、こう考えています。
「日本が本気で日本を見直すチャンス到来!」


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円が安かろうが高かろうが、日本国内で全てを賄えるようになれば、関係がなくなります。
技術革新によって世界のつながりが容易になった今、
ついつい他力本願的な発想をしてしまいがち。
しかし、これまでの円高で海外に工場を持っていた企業も、
日本で工場を作った方が人件費も運搬費も安くなるわけですから、
当然国内の求人も増えてくるのではないでしょうか。
日本の地方にこういった工場をたくさん作って、若者たちの地方移住も促進できれば、
地方も活性化できるのではないかと思います。
拠点的なものができれば、それに付随して様々な人や物が集まります。
それとともに、人とのつながりの大切さも見直され、助け合いながらみんなで生きていく…。
そんな社会が出来ていくチャンスなのではないかと思っています。

日本は既に物が余っている状態。供給過多なんです。
だから、円安なのであれば、海外で売れるものを作ってどんどん輸出すればいい。
日本国内で消費されるものではなく、海外で消費されればいいわけです。
で、日本国内では、余ったものを分けてあげたり、借りたり、貸したりしながら、
あまりたくさんのものを持たず、あまり消費せず…ということができれば、
お金のために自分の時間を犠牲にしてまで働く必要などなくなります。
そうすれば、自分にとって大切なことのために有意義な時間を過ごすことが可能になります。
こんな生き方ができる社会が、これから若者たちの素晴らしい発想と技術で
そう遠くない将来実現しているのではないかと期待しています。

さて、今日もあちらの本から。

===================
●労働の意義、勤勉の誇りを取り戻そう

近代以降、とくに戦後において、働くという行為の意義や価値が
「唯物的に」とらえられすぎたきらいがあります。
働く最大の目的は物質的豊かさを得ることにあり、
したがって仕事とは、自分の時間を提供して報酬を得るための手段であるという考えに、
私たちは慣れてしまっています。
そこからは当然、労働はお金を得るために行わなくてはならない苦役だから、
なるべく楽をして、多くのお金をもらうのが「合理的である」という考え方が生まれてきます。
このような労働観は日本の社会を広く覆い、たとえば教育の場にも浸透していきました。(略)
何か熱心に働くことが罪悪であるかのような風潮がまかり通る時代を経て、
いまでは勤勉の価値はかなり下位に追いやられています。
余暇を精神的余裕の母体として考える欧米流の労働スタイルを、私は否定しようとは思いません。
しかし、それを無批判に受け入れて、
働くことの価値を軽視するような振る舞いは大きな間違いであると思うのです。
同様に、労働を生活の糧を得るための物質的手段とだけとらえることも
また誤りだと考えています。
これまでも述べてきたように、そこには心を磨き、
人格を練るという精神的な意義もおおいに含まれている。
もともと日本、あるいは東洋には、この労働のもつ精神性―労働を
人間形成のための精進の場としてとらえる視点が、確固として存在していました。(略)
遊んでいるときよりも働いているときに喜びを感じる精神性。
単純労働であっても、そこに創意工夫を働かせて仕事を楽しくする術。
他人から強制されて「働かされる」だけでなく、
自分が労働という行為の主体となって「働く」智恵。
そういうものをたしかに私たちは有していました。
かつてはもっていたが、いまはほとんど失ってしまった、
そういう日本人の労働観の意味するところを、あらためて考えてみるべきではないでしょうか。
人は仕事を通じて成長していくものです。
自らの心を高め、心を豊かにするために、精いっぱい仕事に打ち込む。
それによって、よりいっそう自分の人生をすばらしいものにしていくことができるのです。

===================

働く最大の目的は「物質的豊かさを得ること」「生活の糧を得るための物質的手段」ではなく、
「心を磨き、人格を練るという精神的な意義」「人間形成のための精進の場」であると、
著者は語ります。

こう聞くと、何だか時代錯誤だし、仕事が“辛いもの”であるかのような印象を受けますよね。(汗)
確かに、そんな現場に従事しておられる方もいると思います。
著者が現役でバリバリ働いておられた時代ならともかく、
これからの時代はそこまで考えなくても良いように思います。
ただ著者の言うように、「働いているときに喜びを感じる」
「創意工夫を働かせて仕事を楽しくする」「自分が主体となって働く」ことは、
とても大切だと思います。
この考えは、大学時代、勤労学生として「生活の糧」を得るために
必死で働いていた私が実践していたからこそ、自信を持ってお伝え出来ます。

仕事を「自分自身と戦うゲームにする」という考え方を持っていましたし、今も持っています。
まずは、自分が喜びを感じられる可能性が高い職種を選ぶということ。
私は人と関わることが大好きなので、そういった職種を選びますが、
逆に一人でいることが好きな人からすれば、苦痛ばかりの仕事になるでしょう。

そして、どうすればより楽しく仕事ができるかを、自分なりに考えて実践するのです。
たとえば、トイレの掃除をするとして、
どうすれば最も効率よく綺麗にできるかを試行錯誤するとか。
昨日よりも早く、より綺麗にできれば「(昨日の自分に)勝ち」とか。
ゲーム性を持たせるんですね。実際、私、これやってました。(笑)

一生懸命、自分なりにやっているうちに、魂は勝手に磨かれていくと思います。
これからの時代は、自分が自分らしくいられること、ガツガツせずマイペースを保てること、
そして少ない収入でも自分が満足できる生活を
上手に組み立てられることが大切ではないでしょうか。
自分を大切にできる人は、他人も大切にできますし、器の広い人でいられます。
そんな人が増えていくことを願いつつ…。

次回もこちらの本からのご紹介です。




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2023-06-04 (Sun)

働くとは…

働くとは…

6月に入りました!昨日数年ぶりに動物園に行ってきたのですが、動物の数、動物の種類が減っていて驚きました。ゾウもトラも亡くなってしまい、その他にも「亡くなりました」とのお知らせが貼ってあるものがたくさん。動物園にゾウがいないというのは、結構な衝撃でした。さて、今日は久しぶりに、あの本のご紹介の続きです。===================●単純な原理原則が揺るぎない指針となる人格というものは「性格+...

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6月に入りました!
昨日数年ぶりに動物園に行ってきたのですが、
動物の数、動物の種類が減っていて驚きました。
ゾウもトラも亡くなってしまい、
その他にも「亡くなりました」とのお知らせが貼ってあるものがたくさん。
動物園にゾウがいないというのは、結構な衝撃でした。

さて、今日は久しぶりに、あの本のご紹介の続きです。

===================

●単純な原理原則が揺るぎない指針となる
人格というものは「性格+哲学」という式で表せると、私は考えています。
人間が生まれながらにもっている性格と、
その後の人生を歩む過程で身につけていく哲学の両方から、人格というものは成り立っている。
つまり、性格という先天性のものに哲学という後天性のものをつけ加えていくことにより、
私たちの人格―心魂の品格―は陶冶されていくわけです。
したがって、どのような哲学に基づいて人生を歩んでいくかによって、
その人の人格が決まってくる。
哲学という根っこをしっかりと張らなければ、
人格という木の幹を太く、まっすぐに成長させることはできないのです。
では、どのような哲学が必要なのかといえば、それは「人間として正しいかどうか」ということ。
親から子へと語り継がれてきたようなシンプルでプリミティブな教え、
人類が古来培ってきた倫理、道徳ということになるでしょう。(略)
すなわち、嘘をついてはいけない、人に迷惑をかけてはいけない、
正直であれ、欲張ってはならない、自分のことばかりを考えてはならないなど、
だれもが子供のころ、親や先生から教わった―そして大人になるにつれて忘れてしまう―
単純な規範を、そのまま経営の指針に据え、守るべき判断基準としたのです。


●人生の心理は懸命に働くことで体得できる
一般によく見受けられる考え方は、労働とは生活するための糧、報酬を得るための手段であり、
なるべく労働時間は短く給料は多くをもらい、あとは自分の趣味や余暇に生きる。
それが豊かな人生だというものです。
そのような人生観をもっている人のなかには、労働をあたかも必要悪のように訴える人もいます。
しかし働くということは、人間にとって、もっとも深遠かつ崇高で、
大きな価値と意味をもった行為です。
労働には、欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくという効果がある。
単に生きる糧を得るという目的だけではなく、そのような副次的な機能があるのです。

===================

人格や人間性、人間力というものを言葉で表現しようとすると、とても難しいですよね。
著者である稲盛氏は、人格を「性格+哲学」という式で表せるとおっしゃいます。
「どのような哲学に基づいて人生を歩んでいくかによって、その人の人格が決まってくる」
というのは、確かにその通りだと思いますよね。
世の中には、色んな価値観の人がいます。
ですので、人生の基に据えている「哲学」も様々でしょう。

どのような「哲学」を持つか。
自分自身がスッと受け入れられるものであったり、確信を持てるものであったり、
憧れの人が持っている哲学を受け入れるのも良いかもしれません。
もし、これまでの人生を振り返り、何か上手くいっていないと思うのであれば、
根っこの「哲学」が間違っていたのかもしれません。
そのような場合は、その哲学を新たなものに変えて人生を歩み直せば、
その後の人格はよりよきものとなるように思います。

さて、「仕事」についても書かれています。
みなさんは、「仕事」というものをどのように捉えておられるでしょうか。
稲盛氏のおっしゃるように、生活するための糧、報酬を得るための手段でしょうか。
確かに、すべての人が自分が希望する職種につけるわけではないことを考えると、
このような考え方も一理あります。しかし、
「労働には、欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくという効果がある」
と書かれているように、仕事を通して、
人として成長させてもらうこともたくさんあるということを、
きっと実感として持っておられるでしょう。

どのような姿勢で仕事に向き合うかによって、自分が得られるものは変わってくると思います。
私はこれまで、本当にたくさんの種類の仕事をしてきました。
幸い、どこで何をしても、それなりの結果を残すことができました。
それは、いつも「言われたことだけをする」のではなく、
「言われたこと以上のものを提供する」覚悟を持って仕事に臨んでいたこと、
そして、仕事に自分らしさを加えること、
自分なりに真剣に考えたことを即行動に移すことなどが、
功を奏したのではないかと思います。

仕事を与えられていることは、本当に感謝なことです。
いま自分が置かれている場所で、自分が「間違いない」と信念を持って全力を投入すること。
そして、自分の能力と時間(命)を提供することによって手に入れるものを、
「お金+α」にする気概を持って仕事に挑むこと。
このαというのは、知恵や技術の習得であったり、人間関係について学ぶことだったり、
経験値だったり、なんでもいいのですが、折角大切な命を提供する以上、
そこで「お金以上の何かを手に入れたい!」と思って仕事をしてきました。
そう、貪欲なんです。(笑)
生きていれば、辛いこともたくさんあります。
でも、そうやって魂を錬磨されることによって、後々役立つものを身につけていくのです。

次回もこちらの本からのご紹介です。




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2023-05-07 (Sun)

キスをしてくる彼

キスをしてくる彼

今日は、余談。前回からご紹介し始めている「生き方」については、また後日。ここ数年、私は障害を持つ(あるいは、グレーゾーン)の子どもたちと接する機会を持っている。その中に、1年半ほど関わっている男の子がいる。この子は自傷と他害行為があり、なかなか手を焼くのだが、私とは最初から結構ウマが合った。とはいえ、ビンタされたり、噛まれたり、引っ掻かれたり、マスクを引きちぎられたりと、お決まりの格闘はすべて経験...

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今日は、余談。
前回からご紹介し始めている「生き方」については、また後日。

ここ数年、私は障害を持つ(あるいは、グレーゾーン)の子どもたちと接する機会を持っている。
その中に、1年半ほど関わっている男の子がいる。
この子は自傷と他害行為があり、なかなか手を焼くのだが、私とは最初から結構ウマが合った。
とはいえ、ビンタされたり、噛まれたり、引っ掻かれたり、マスクを引きちぎられたりと、
お決まりの格闘はすべて経験済みではあるが…。

でも、3カ月ほどで、私達の関係は蜜月に入った。
今でもビンタは時折されてしまうが、それは彼の私に対する愛情に対して、
私が彼の期待に添えない場合に限られる。

実は、ここ最近、彼が私にキスをしてくるのだ。(笑)
私の膝に乗り、好きな絵本を読んだり、一緒に本を見たりするのが大好きな彼。
気を抜くと、私の頬に顔を近づけ「チュ~!」と言いながらキスをしてくる。
私は、彼がキスをしてくれるのはとっても嬉しいのだが、キスをし返すわけにはいかない。
私は彼の彼女でも、親でも、祖母でもないからだ。もちろん、近所のおばちゃんでもない。
責任をもってお預かりしている子どもがいくら私のことが好きであっても、
やっていいこととダメなことがある。

時折、「チューして」と言ってくることがあり、私も彼が大好きだから、
本来なら彼のおでこやほっぺにチューしてあげたいのはやまやまだが、
自分の立場もあり、妥協策として彼の手の甲にチューをしたところ、
久しぶりに思い切りビンタされた。

「違―――――――――――う!!」と大声を出して、怒りをあらわにする彼。

わかってるよ。お顔にチューしてほしいんだよね。
でも、それは無理なんだよ~。
と、心の中で嘆く私。

ちなみに、私と彼の年齢差は48歳。
ほとんど、祖母と孫のようなものなのだが…。(汗)


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彼はようやく「先生」と私を呼べるようになってきた。
まあ、「ちぇんちぇい」という発音にはなっているが…。(笑)
随分と言葉も増えて、結構長い文章も話せるようになってきた。
家には大好きなママがいるが、彼にとってこの場所においては私がママらしい。
随分前から、私のことをずっと「ママ」と呼んでいたし、今も時々わざと「ママ」と呼ぶ。
「ママじゃないよ」というと、「違うよ。〇〇ちゃん(自分の名前)のママよ!」と。

とはいえ、この春から幼稚園へも通い始め、随分成長が認められる彼。
私にべったりから、一人でも色んな子どもたちやスタッフと関われる時間も増えてきたが、
困ったときや不安なとき、悲しいときは私のところにやって来る。
いずれ私の手を完全に離れて、ほどほどの距離感を維持しながらの関係になっていく。
寂しくもあり、嬉しくもあり。
これからも、彼の成長を見守っていきたいと願う。




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2023-04-09 (Sun)

この世を生きる意味

この世を生きる意味

さて、今日からは数回に分けて、私の人生の書の1冊をご紹介したいと思います。これまで相当数の本を読破してきた私。子供の頃から読書好きだったので、ひょっとしたらもう1万冊以上の本を読んできたかもしれません。小説を含め、本というものは、内容云々ということはもちろんあるのですが、「どのタイミングで読むか」によって、内容から受け取るものが違ってくる…というのは、恐らく皆さんご経験されたことがおありだと思います...

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さて、今日からは数回に分けて、
私の人生の書の1冊をご紹介したいと思います。

これまで相当数の本を読破してきた私。
子供の頃から読書好きだったので、
ひょっとしたらもう1万冊以上の本を読んできたかもしれません。

小説を含め、本というものは、内容云々ということはもちろんあるのですが、
「どのタイミングで読むか」によって、内容から受け取るものが違ってくる…というのは、
恐らく皆さんご経験されたことがおありだと思います。

たとえば、中学生の頃に読んだ名著を40代で読み返すと、
まったく違う印象になった…とか。
精神的に参っているときに「この本は素晴らしい! 私にとって神の書だ!!」と思った本を、
健全な精神となってから読み返すと、「あれ? こんなもんだっけ?」となったり。

でもこの1冊は、いつ読み返しても私にとって何かしらの感動を与えてくれる、
私の生き方が間違っていないと自信を与えてくれる存在となっています。

生き方



では、今日は「プロローグ」からご紹介したいと思います。

=================

●魂を磨いていくことが、この世を生きる意味
私たち人間が生きている意味、人生の目的はどこにあるのでしょうか。
(略)
生きている間は欲に迷い、惑うのが、人間という生き物の性です。
ほうっておけば、私たちは際限なく財産や地位や名誉を欲しがり、
快楽におぼれかねない存在です。
(略)
しかし、そういうものは現世限りで、いくらたくさんため込んでも、
どれ一つとしてあの世へ持ち越すことはできません。
この世のことはこの世限りでいったん清算しなくてはならない。
そのなかでたった一つ滅びないものがあるとすれば、
それは、「魂」というものではないでしょうか。
死を迎えるときには、現世でつくり上げた地位も名誉も財産もすべて脱ぎ捨て、
魂だけ携えて旅立ちをしなくてはならないのです。
ですから、「この世へ何をしにきたのか」と問われたら、私は迷いもてらいもなく、
生まれた時より少しでもましな人間になる、
すなわちわずかなりとも美しく崇高な魂をもって死んでいくためだと答えます。
俗世間に生き、さまざまな苦楽を味わい、幸不幸の波に洗われながらも、
(略)おのれの人間性を高め、精神を修養し、
この世にやってきたときよりも高い次元の魂をもってこの世を去っていく。
私はこのことより他に、人間が生きる目的はないと思うのです。
(略)
生きていくことは苦しいことのほうが多いものです。
(略)労苦とは、己の人間性を鍛えるための絶好のチャンスなのです。
試練を「機会」としてとらえることができる人―そういう人こそ、
限られた人生をほんとうに自分のものとして生きていけるのです。
現世とは心を高めるために与えられた期間であり、魂を磨くための修養の場である。
人間の生きる意味や人生の価値は心を高め、魂を錬磨することにある。
まずは、そういうことがいえるのではないでしょうか。

=================

私が子供の頃から思っていたのは、「この世は修行だ」ということ。
「修行なんだから、辛いことがあって当たり前」と、
信じられないほど高い壁が立ちはだかっても、
「乗り越えられない壁は与えられない」と努力を重ねてきました。
その努力が積み重なることによって、「人として」成長できると信じて。

「人として成長する」とは、著者の言葉を借りれば「魂を磨くこと」であると考えています。
自分の現実と理想の乖離が大きければ大きいほど、悲しくもなるし、しんどくもなります。
しかし、人生をかけて、「理想の人になる」のではなく、
「理想の人になろうと、日々努力を続ける」ことが大切なのだと思います。
その思いがあるからこそ、私は作家山本周五郎に魅かれたのだろうとも思うのです。
(大学の卒論は、山本周五郎研究でした)

このプロローグに書かれていることは、
私が子供の頃から思っていた「人生像」とほぼピタリと重なります。
そのこともあって、この本が私の人生の書の1冊になりました。

50年以上生きてきて思うのは、「人生で無駄なことなど何一つない」ということ。
20代でも、30代でも、40代でも、
なんとなく、ぼんやりと、「そうなんだろうな」とは思っていましたが、
この事実を身体の隅から隅まで実感することは出来ませんでした。

しかし、今の私は実感を超えて「痛感」しています。
人生とは、こうやって織り成されているのか…と。

自分がこの人生で為すべきことは、幼い頃からきちんと準備されている
(為すべきことに必要な能力・経験は、人生できちんと手に入れられるようになっている)のだ…
ということが、明確にわかるようになりました。

実際に辛い経験をしている最中は、ただひたすらに苦しいだけなわけですが、
その経験をなんとか乗り越え、数年経って、あるいは数十年経って振り返ってみると、
「ああ! あの時のあの経験は、今必要になるから与えられていたのか!」
ということが本当によくわかるのです。

さて、次回もこちらの本からのご紹介です。




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2023-03-12 (Sun)

ようやく、ひと山超えた…

ようやく、ひと山超えた…

今年に入って、色々厄介なことも含めてバタバタしていました。が! ようやく、先週の金曜日にほぼ完了できました~♪ほぼ…というのは、一番厄介なことがまだ終わっていないから。(苦笑)1月にこの厄介なことが発覚したのですが、用事が立て込んでいたので、今に至るまで、完全に放置していたんです。いよいよ本腰を入れて、対応していかなければ…。ということで、本のご紹介はまた次回に。今日は、NBAスーパースター マジック・...

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今年に入って、色々厄介なことも含めてバタバタしていました。
が! ようやく、先週の金曜日にほぼ完了できました~♪
ほぼ…というのは、一番厄介なことがまだ終わっていないから。(苦笑)

1月にこの厄介なことが発覚したのですが、用事が立て込んでいたので、
今に至るまで、完全に放置していたんです。
いよいよ本腰を入れて、対応していかなければ…。

ということで、本のご紹介はまた次回に。
今日は、NBAスーパースター マジック・ジョンソン氏の名言をご紹介します。


*******************


「君には無理だよ」という人の言うことを、聞いてはいけない。

もし、自分でなにかを成し遂げたかったら
出来なかった時に他人のせいにしないで
自分のせいにしなさい。

多くの人が、僕にも「君には無理だよ」と言った。
彼らは、他人に成功してほしくないんだ。
なぜなら、彼らは成功出来なかったから。
途中で諦めてしまったから。

だから、君にもその夢を諦めてほしいんだ。
不幸なひとは、不幸な人を友達にしたいんだ。
だが、決して諦めては駄目だ。

自分のまわりをエネルギーであふれ
しっかりした考え方を、持っている人で固めなさい。

自分のまわりを野心であふれ
プラス思考の人で固めなさい。
近くに誰か憧れる人がいたら
その人に、アドバイスを求めなさい。

君の人生を、考えることが出来るのは君だけだ。
君の夢がなんであれ、それに向かっていくんだ。

何故なら、君は幸せになる為に生まれてきたんだから。


*******************


エネルギーバンパイアという言葉をご存じでしょうか。
職場の同僚やママ友にこの存在を認めるのも辛いですが、
それ以上に辛いのが、親や配偶者がこの存在だった場合。
なかなか逃げられないんですよね~。(涙)

自分にとって、心地良い人間関係を構築するのは、本当に大切。
幸せになるために、現状を壊す勇気も必要。

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