6月もそろそろ終わり。とんでもなく円安が進み、輸入に頼っている日本は物価が上がり続けています。なのに、給料が思うように上がらない…。不安や不平不満で心が満ちていませんか?私は、こう考えています。「日本が本気で日本を見直すチャンス到来!」円が安かろうが高かろうが、日本国内で全てを賄えるようになれば、関係がなくなります。技術革新によって世界のつながりが容易になった今、ついつい他力本願的な発想をしてしまい...
とんでもなく円安が進み、輸入に頼っている日本は物価が上がり続けています。
なのに、給料が思うように上がらない…。
不安や不平不満で心が満ちていませんか?
私は、こう考えています。
「日本が本気で日本を見直すチャンス到来!」

円が安かろうが高かろうが、日本国内で全てを賄えるようになれば、関係がなくなります。
技術革新によって世界のつながりが容易になった今、
ついつい他力本願的な発想をしてしまいがち。
しかし、これまでの円高で海外に工場を持っていた企業も、
日本で工場を作った方が人件費も運搬費も安くなるわけですから、
当然国内の求人も増えてくるのではないでしょうか。
日本の地方にこういった工場をたくさん作って、若者たちの地方移住も促進できれば、
地方も活性化できるのではないかと思います。
拠点的なものができれば、それに付随して様々な人や物が集まります。
それとともに、人とのつながりの大切さも見直され、助け合いながらみんなで生きていく…。
そんな社会が出来ていくチャンスなのではないかと思っています。
日本は既に物が余っている状態。供給過多なんです。
だから、円安なのであれば、海外で売れるものを作ってどんどん輸出すればいい。
日本国内で消費されるものではなく、海外で消費されればいいわけです。
で、日本国内では、余ったものを分けてあげたり、借りたり、貸したりしながら、
あまりたくさんのものを持たず、あまり消費せず…ということができれば、
お金のために自分の時間を犠牲にしてまで働く必要などなくなります。
そうすれば、自分にとって大切なことのために有意義な時間を過ごすことが可能になります。
こんな生き方ができる社会が、これから若者たちの素晴らしい発想と技術で
そう遠くない将来実現しているのではないかと期待しています。
さて、今日もあちらの本から。
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●労働の意義、勤勉の誇りを取り戻そう
近代以降、とくに戦後において、働くという行為の意義や価値が
「唯物的に」とらえられすぎたきらいがあります。
働く最大の目的は物質的豊かさを得ることにあり、
したがって仕事とは、自分の時間を提供して報酬を得るための手段であるという考えに、
私たちは慣れてしまっています。
そこからは当然、労働はお金を得るために行わなくてはならない苦役だから、
なるべく楽をして、多くのお金をもらうのが「合理的である」という考え方が生まれてきます。
このような労働観は日本の社会を広く覆い、たとえば教育の場にも浸透していきました。(略)
何か熱心に働くことが罪悪であるかのような風潮がまかり通る時代を経て、
いまでは勤勉の価値はかなり下位に追いやられています。
余暇を精神的余裕の母体として考える欧米流の労働スタイルを、私は否定しようとは思いません。
しかし、それを無批判に受け入れて、
働くことの価値を軽視するような振る舞いは大きな間違いであると思うのです。
同様に、労働を生活の糧を得るための物質的手段とだけとらえることも
また誤りだと考えています。
これまでも述べてきたように、そこには心を磨き、
人格を練るという精神的な意義もおおいに含まれている。
もともと日本、あるいは東洋には、この労働のもつ精神性―労働を
人間形成のための精進の場としてとらえる視点が、確固として存在していました。(略)
遊んでいるときよりも働いているときに喜びを感じる精神性。
単純労働であっても、そこに創意工夫を働かせて仕事を楽しくする術。
他人から強制されて「働かされる」だけでなく、
自分が労働という行為の主体となって「働く」智恵。
そういうものをたしかに私たちは有していました。
かつてはもっていたが、いまはほとんど失ってしまった、
そういう日本人の労働観の意味するところを、あらためて考えてみるべきではないでしょうか。
人は仕事を通じて成長していくものです。
自らの心を高め、心を豊かにするために、精いっぱい仕事に打ち込む。
それによって、よりいっそう自分の人生をすばらしいものにしていくことができるのです。
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働く最大の目的は「物質的豊かさを得ること」「生活の糧を得るための物質的手段」ではなく、
「心を磨き、人格を練るという精神的な意義」「人間形成のための精進の場」であると、
著者は語ります。
こう聞くと、何だか時代錯誤だし、仕事が“辛いもの”であるかのような印象を受けますよね。(汗)
確かに、そんな現場に従事しておられる方もいると思います。
著者が現役でバリバリ働いておられた時代ならともかく、
これからの時代はそこまで考えなくても良いように思います。
ただ著者の言うように、「働いているときに喜びを感じる」
「創意工夫を働かせて仕事を楽しくする」「自分が主体となって働く」ことは、
とても大切だと思います。
この考えは、大学時代、勤労学生として「生活の糧」を得るために
必死で働いていた私が実践していたからこそ、自信を持ってお伝え出来ます。
仕事を「自分自身と戦うゲームにする」という考え方を持っていましたし、今も持っています。
まずは、自分が喜びを感じられる可能性が高い職種を選ぶということ。
私は人と関わることが大好きなので、そういった職種を選びますが、
逆に一人でいることが好きな人からすれば、苦痛ばかりの仕事になるでしょう。
そして、どうすればより楽しく仕事ができるかを、自分なりに考えて実践するのです。
たとえば、トイレの掃除をするとして、
どうすれば最も効率よく綺麗にできるかを試行錯誤するとか。
昨日よりも早く、より綺麗にできれば「(昨日の自分に)勝ち」とか。
ゲーム性を持たせるんですね。実際、私、これやってました。(笑)
一生懸命、自分なりにやっているうちに、魂は勝手に磨かれていくと思います。
これからの時代は、自分が自分らしくいられること、ガツガツせずマイペースを保てること、
そして少ない収入でも自分が満足できる生活を
上手に組み立てられることが大切ではないでしょうか。
自分を大切にできる人は、他人も大切にできますし、器の広い人でいられます。
そんな人が増えていくことを願いつつ…。
次回もこちらの本からのご紹介です。
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