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2023-06-04 (Sun)  09:48

働くとは…

6月に入りました!
昨日数年ぶりに動物園に行ってきたのですが、
動物の数、動物の種類が減っていて驚きました。
ゾウもトラも亡くなってしまい、
その他にも「亡くなりました」とのお知らせが貼ってあるものがたくさん。
動物園にゾウがいないというのは、結構な衝撃でした。

さて、今日は久しぶりに、あの本のご紹介の続きです。

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●単純な原理原則が揺るぎない指針となる
人格というものは「性格+哲学」という式で表せると、私は考えています。
人間が生まれながらにもっている性格と、
その後の人生を歩む過程で身につけていく哲学の両方から、人格というものは成り立っている。
つまり、性格という先天性のものに哲学という後天性のものをつけ加えていくことにより、
私たちの人格―心魂の品格―は陶冶されていくわけです。
したがって、どのような哲学に基づいて人生を歩んでいくかによって、
その人の人格が決まってくる。
哲学という根っこをしっかりと張らなければ、
人格という木の幹を太く、まっすぐに成長させることはできないのです。
では、どのような哲学が必要なのかといえば、それは「人間として正しいかどうか」ということ。
親から子へと語り継がれてきたようなシンプルでプリミティブな教え、
人類が古来培ってきた倫理、道徳ということになるでしょう。(略)
すなわち、嘘をついてはいけない、人に迷惑をかけてはいけない、
正直であれ、欲張ってはならない、自分のことばかりを考えてはならないなど、
だれもが子供のころ、親や先生から教わった―そして大人になるにつれて忘れてしまう―
単純な規範を、そのまま経営の指針に据え、守るべき判断基準としたのです。


●人生の心理は懸命に働くことで体得できる
一般によく見受けられる考え方は、労働とは生活するための糧、報酬を得るための手段であり、
なるべく労働時間は短く給料は多くをもらい、あとは自分の趣味や余暇に生きる。
それが豊かな人生だというものです。
そのような人生観をもっている人のなかには、労働をあたかも必要悪のように訴える人もいます。
しかし働くということは、人間にとって、もっとも深遠かつ崇高で、
大きな価値と意味をもった行為です。
労働には、欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくという効果がある。
単に生きる糧を得るという目的だけではなく、そのような副次的な機能があるのです。

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人格や人間性、人間力というものを言葉で表現しようとすると、とても難しいですよね。
著者である稲盛氏は、人格を「性格+哲学」という式で表せるとおっしゃいます。
「どのような哲学に基づいて人生を歩んでいくかによって、その人の人格が決まってくる」
というのは、確かにその通りだと思いますよね。
世の中には、色んな価値観の人がいます。
ですので、人生の基に据えている「哲学」も様々でしょう。

どのような「哲学」を持つか。
自分自身がスッと受け入れられるものであったり、確信を持てるものであったり、
憧れの人が持っている哲学を受け入れるのも良いかもしれません。
もし、これまでの人生を振り返り、何か上手くいっていないと思うのであれば、
根っこの「哲学」が間違っていたのかもしれません。
そのような場合は、その哲学を新たなものに変えて人生を歩み直せば、
その後の人格はよりよきものとなるように思います。

さて、「仕事」についても書かれています。
みなさんは、「仕事」というものをどのように捉えておられるでしょうか。
稲盛氏のおっしゃるように、生活するための糧、報酬を得るための手段でしょうか。
確かに、すべての人が自分が希望する職種につけるわけではないことを考えると、
このような考え方も一理あります。しかし、
「労働には、欲望に打ち勝ち、心を磨き、人間性をつくっていくという効果がある」
と書かれているように、仕事を通して、
人として成長させてもらうこともたくさんあるということを、
きっと実感として持っておられるでしょう。

どのような姿勢で仕事に向き合うかによって、自分が得られるものは変わってくると思います。
私はこれまで、本当にたくさんの種類の仕事をしてきました。
幸い、どこで何をしても、それなりの結果を残すことができました。
それは、いつも「言われたことだけをする」のではなく、
「言われたこと以上のものを提供する」覚悟を持って仕事に臨んでいたこと、
そして、仕事に自分らしさを加えること、
自分なりに真剣に考えたことを即行動に移すことなどが、
功を奏したのではないかと思います。

仕事を与えられていることは、本当に感謝なことです。
いま自分が置かれている場所で、自分が「間違いない」と信念を持って全力を投入すること。
そして、自分の能力と時間(命)を提供することによって手に入れるものを、
「お金+α」にする気概を持って仕事に挑むこと。
このαというのは、知恵や技術の習得であったり、人間関係について学ぶことだったり、
経験値だったり、なんでもいいのですが、折角大切な命を提供する以上、
そこで「お金以上の何かを手に入れたい!」と思って仕事をしてきました。
そう、貪欲なんです。(笑)
生きていれば、辛いこともたくさんあります。
でも、そうやって魂を錬磨されることによって、後々役立つものを身につけていくのです。

次回もこちらの本からのご紹介です。




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最終更新日 : 2023-06-04