大学進学について思うこと~その4

さて、そんな大学生活を送っていた私から、いまの学生さんたち、
またその親御さんたちにお伝えしたいこと。

まず、「親にお金がない」ということを、そんなに恥じる必要はないと思います。
もちろん、ギャンブル三昧とか、働かないとか、そういう理由ではなく、
一生懸命頑張っているのに、思うほどのお金にならないのであれば、
子どもたちが親を恨むなんてことはないと思います。
ちゃんと愛情を持って、善悪の区別がつくようにきちんと育ててさえいれば。

子どもは、そんな親の姿を見ています。
頑張っていれば、頑張っていることは子どもにきちんと伝わっています。
だから、親が貧しいからといって、必ずしも子どもも不幸になる、
という風に考える必要はないと思うのです。
もちろん、私だって、親にお金があれば、
現役で関西4私大にすんなり入学して、今とは違った人生を歩んでいたでしょう。
だからといって、実際に自分が歩んできた人生と、
もしかしたら歩めたかもしれない人生と、どちらが幸せな人生だったのかなんて、
一体誰が判断できるのでしょう。

「お金がある=選択肢が増える」というのは事実ですが、
「お金がある=幸せ」という方程式は真実ではありません。
人間は、何でも与えられている状態にいるよりも、
与えられない状況に置かれることによってこそ、
生まれ持った能力を開花させられることもあるのです。
ちなみに、私はこれまでの人生を振り返って、
いわゆる「親の敷いたレールに乗る人生」ではなく、
自分のやりたいようにやってきたことで、
本当に面白い人生を歩んできたように思いますし、
後悔せずに死ねるのではないかと思っています。

それから、「大学進学=子どもが絶対に幸せになれる」わけではありません。
私たちの時代ならともかく、今は状況が一変しています。
学歴社会ではなく、実力社会と言っていいでしょう。
つまり、一流企業に入社したら一生安定…なんてことはなく、
いつ何時どういう状況になっても、めげてしまわずに
自分を鼓舞して巻き返せるだけのパワー(知恵や体力など)をつけてあげる方が、
学歴をつけてあげるよりも大切なような気がしてならないのです。

そのために大切なのは、親が裕福であるかどうかではなく、
子どもの頃から「自立心」を養ってあげること。
つまり、親が敷いたレールからはみ出さないように注意深く監視するのではなく、
また欲しがるものを何でも与えるような過保護にするのでもなく、
子どもが自分の力で考え、それを実行することを妨げずに応援し、
失敗して帰ってきたときには受け入れてあげる寛容さを示し、
しかし再度チャレンジしようとする時には
背中をきちんと押してあげることなのではないでしょうか。
大人になってから「自己肯定感」が高い人というのは、
子どもの頃の成功体験がたくさんある人だといいます。
子どもが失敗しないようにと、「ああしなさい」「こうしたらダメよ」などと、
親が先回りすることはよくありません。

「良い子に育てる」の「良い子」とは、一体何なのか。
親がきちんとその辺を認識しておく必要があると思います。
親の理想どおりの子どもに育てば、「良い子」なのでしょうか。
親の理想とは違うけれども、その子が持って生まれた才能を活かして、
他人に迷惑をかけない範囲で自分の思うような人生を謳歌できるのが
「良い子」なのでしょうか。

最近は、子育てに関する情報が氾濫し、
どれを信じればよいのか迷っておられるお母さん方も多いと思います。
答えは、「親が、自分自身を信じること」ではないでしょうか。
マスコミや他人や自分の親やママ友や、
色んな人たちが色んな価値観で物事を測っていますが、
それはそれ。よそはよそ。うちはうち。(笑)

親が自分自身を信じられるように、周りに振り回されないだけの
「自分軸」をきちんと確立することが大切。
そのためには、「子育て書」を読むよりも、
親自身が様々な学びをする必要があるのではないでしょうか。
たとえば、「心理学」「自己啓発」「ビジネス」「医学」「栄養学」などの
色んなジャンルの本をたくさん読むのも大変良いと思います。
それから、自治体などが開催しているセミナーに参加したり、
ボランティア活動や、地域の活動に参加して学ぶのも良いでしょう。

自分の「敗れた夢」や「希望」を、子どもに負わせないでください。
親自身のことは、親自身で完結しましょう。
子どもには、子ども独自の人生を歩む権利があります。
まず親が、自分の足で自分の人生をきちんと歩いて下さい。

~つづく~




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