家族を作らない

今ご紹介している『持たない幸福論』。
何を持たないのか、ということで、色々か書かれているわけですが、
今回は「家族」について。

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第2章 家族を作らない
家族という概念

◆「家族」というブラックボックス
「恋愛結婚・サラリーマン・核家族」という新しい家族像はよくできた仕組みで
社会のメインの生き方になったけど、
家族というシステムが多くのものを背負いすぎて
負担がかかりすぎたという問題があって、そのせいで、
八○年代や九○年代くらいから、さまざまな家族についての問題が
社会問題として浮上してくるようになった。
例えば、家庭内暴力とか児童虐待とか高齢者虐待とかDVとか
アダルト・チルドレンとかひきこもり。
その状況は現在もまだ継続中だ。
家族というものは結びつきが強い閉じた関係で、
その関係の強さは「ちょっとやそっとじゃ離れない絆がある」という
安心感にも繋がるんだけど、関係がこじれたときには
その絆の強さが悪い方向に働いて、
暴力や虐待やモラハラなどになってしまうことがある。
(略)
家族を「絶対に必要なもの」とか「絶対に良いもの」とか思って、
「理想の普通の家族像」みたいなものを強く持ちすぎると、問題が起きたときに
「家族を作るという当たり前のこともできない自分はなんてだめなんだろう……」
とか自分を責めてしまったり、
「つらいけど自分が耐えれば何とかなるし……」とか我慢してしまったり、
実質的に崩壊しているのにそれを受け入れられなくて
外面だけちゃんとした家族をやっているふりをして
空洞化した家族を作ってしまったりする。
そういうのは不毛だと思う。

「理想的な普通の家族」とか「標準的な家族」なんてものはどこにも存在しないし、
みんなそれぞれ完璧じゃない人間が作った完璧じゃない関係性がたくさんあるだけだ。
それはうまくいくこともあるしうまくいかないこともある。
家族は人の支えにもなるものだけど、ないほうが幸せになれる家族だってある。
家族だけが人生の幸せじゃないので、
害になるような悪い家族からはさっさと逃げてもかまわない。
家族についての理想を絶対化し過ぎてしまうと、
それに従って生きている人の生き方も窮屈にするし
(「家族がひどい場合でも逃げちゃいけない」みたいな)、
その理想から外れている人(独身とかシングルマザーとか同性愛者とか)に対しての
抑圧を強くしてしまうので、あまりいいことじゃない。
そういう理想の家族像みたいなのは
「それはそれで一つの生き方モデルとしてありだけど、
 世の中にはいろんな生き方やいろんなケースがあるもんだし、
 だからこそ世界は面白いんだよな」くらいに考えておいたほうが
生きるのが楽になると思う。
(略)

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自分を守ってくれるはずの親から虐待を受ける子供も、
夫からDVを受ける妻も、同じ痛みを味わいます。
「家族」でなければ、簡単に警察に逮捕してもらえますが、
家族は他人ではないので、「刑事事件」が起こっていても、
通報したり、被害届を出したりすることが、正直難しい面が多いのです。

「『理想的な普通の家族』とか『標準的な家族』なんてものはどこにも存在しない」
と書かれていましたが、本当にその通りですよね。
「理想的な普通の家族」なんて、見たことない。(笑)

「家族だけが人生の幸せじゃないので、
 害になるような悪い家族からはさっさと逃げてもかまわない」
とあるように、親からの虐待を受けている子どもや、
夫からの身体的暴力・モラハラを受けている妻も、逃げるべきだと思います。

理想の家族像はおいといて、
「世の中にはいろんな生き方やいろんなケースがある」のだから、
自分の家族が「害になる家族」なら、自分の人生には必要ないわけです。
他人を大切に思うためには、まず自分を大事にしましょう。
自分を愛してあげることができない人が、妻に暴力をふるう夫になったり、
子供を虐待する親になったりしてしまうのです。





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