後医は名医

とうとう、『悩まない』という本のご紹介も、今日で最終回。
皆さんの心に残る言葉は、見つかりましたでしょうか?

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○医師が他人の力を感じる瞬間とは
医療の世界には「後医は名医」という言葉があります。
最初に診た医師よりも後に診た医師のほうが正しい診断をする、ということです。
これも見方によっては他人の力を体現した言葉だと感じます。
医療の世界は時間を追うごとに新しい情報が出るものです。
初見(最初の見立て)でわからないことが結構あるものです。
この症状はこういうことだと説明していたものが、数時間、
あるいは数日経って、じつはこうだったということは、
医師なら山のように経験しています。
初見でわからなかったことが悪いことにつながると、誤診と呼ばれるわけです。
最初の見立てが限定的であればあるほど誤診に近づきますが、
だからと言って可能性を広げすぎて診断すればいいものでもありません。
可能性の高い疾患についてAという可能性もあるし
Bの可能性もありますと複数の可能性を説明します。
その可能性を割り出すためにも
他人の力が不可欠であることは言うまでもありません。

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私たちは日ごろから、よく病院を訪れますよね。
実は私、先月目の手術を受けました。
その際、最初に診察を受けた眼科での見立てに得心できないことがあり、
手術を受ける前に、別の眼科でも念のため診察を受けました。
すると、同じ場所に問題があることは、どちらの医師の意見は同じなのですが、
今後の治療方針や、現段階での見立てが対極的となりました。
どちらの医師の意見に従うべきかは、あとは自己責任。
自分の勘やこれまでの経験などを総動員して、結局は手術を受けました。
結果としては、手術は成功したので問題はないわけですが、
このように「目」ひとつとっても、医師によって考え方や診断結果が違う。
ましてや、精神科や心療内科領域の病気や障害などは、
本当に、その人を見た医師によって、180度逆の診断結果がつけられることも、
実際に頻繁に起きているのが現状です。

たとえば、最近よく皆さんにも浸透してきたと思われる「発達障害」。
これも30年ほど前には、親の愛情やしつけの問題として認識されていましたが、
現在では「先天的な脳の機能障害」「親の愛情やしつけには全く関係がない」
ということが主流となっています。たったの30年でこの変わりよう。
「医療の世界は時間を追うごとに新しい情報が出るもの」とありましたが、
まさにその通り。コレステロールも高血圧も、色々と変わってきていますもんね。

自分の身体のことは、専門家だからといって無防備に信用するのではなく、
「本当か?」と思うことがあれば、複数の医師に診察してもらうことも大切。
「後医は名医」とあるように、最初の医師の診断結果が正しいとは限らないのです。
自分の身は、自分で守れるよう、私たちも「自助」の精神が必要でしょうね。




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