自分の頭で考える

今年も残すところ、あと2週間ほどになりました。
年を取れば取るほど、本当に1年があっという間だな~と思いますが、
私は今年、結構色んな事を頑張ったし、新しい出会いもあったし、
たくさんの刺激を与えてもらった1年となりました。
この2年ほどは猛烈に本を読んでいて、すでに600冊以上読んでいます。

本から学べることはとても多いです。
あまり本を読まない夫は「そんな知識ばっかりつけても…」と言いますが、
読書を生活の一部にされている方は、
「知識を付けるために本を読むのではない」ということは体感されているでしょう。
本に書かれていることで何らかの刺激を受けたり、反省したり、
新たな発想が芽生えたり、これまでの謎が解けたり、色々な収穫があるんです。
人生を大きく変える一文に出会うこともあります。

ということで、今日はこの前からご紹介している本からの最終回になります。
それでは早速どうぞ。

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○実は頭でっかちではない現代人の悲劇
情報化が高度に発達したこの社会において、
今の日本人はどんどん頭でっかちになっていると言う人がいます。
反対に体はどんどん虚弱になり、
体を使うより頭をいかにうまく使うかにみんな神経をとがらしていると言います。
しかし、私はむしろ逆じゃないかと思います。
(略)
頭に関しては、仕事の現場や生活の中で単純な使い方ばかりされていて、
物事を考える力が極端に衰えているように感じるのです。

これを食べると健康によくないとか、こうすると体重が増えてしまうとか、
お気に入りの服に合わせて身体をシェープアップするとか、
体のことには熱心ですが、ものをちゃんと考えるという、
目に見えないことはなおざりなのです。
テレビを見ると、それを強く感じます。
ある番組で辛口で有名なファッションデザイナーが出てきて、
そのときの総理大臣のファッションを切りまくっていました。
「このセンスは20年前のもの。こんなセンスだから政治もダメなのだ…」
こんな感じでめちゃくちゃ言っていたのですが、
私からすれば、そんなことどうでもいい。
公人だから見苦しいものを着ていてはダメでしょうけど、
そうでなければ何を着ようと勝手ではないですか。
政治の本質に何も関係ないことです。
でも、視聴者は「ファッションと政治家の姿勢は関係ある…」と
どこか納得して見ているのではないでしょうか。
そう思ってしまうのは、単純に思考力がないからです。
自分の頭で考える習慣がついていないから、
専門家やマスコミが言うことを何でも鵜呑みにしてしまう。
しかし、専門家は視野が極端に狭いし、
マスコミはマスコミで思考が止まったようなところがあるから問題なのです。
報道も似たりよったりだし、ニュースの裏側がどうなっているのかと、
鋭い問題提起をすることはほとんどない。
テレビも雑誌もすべて商業主義に毒されて、
問題があってもスポンサー商品や企業、
経済社会などに対する批判はちゃんと行わない。
ただ政治に対しては愚痴のようなレベルでああだこうだと言う。
大衆に強い影響力を持っているマスコミ自身が、考えることを放棄しているのです。
学校も親も子どもにじっくりと考えることをさせない。
考えている暇があれば、歴史の年号や英単語の一つでも覚えたほうがいい。
そんな感覚でしょう。
考える習慣がないと、常識の枠の中でしか行動しなくなります。
でも常識は絶えず変化しています。
今日の常識は明日には通用しなくなる、ということがいくらでもあるのです。
自分で考える力がないため、常識にとらわれ、
仕事や人生で失敗する人は少なくありません。
考える力がなければ、その人は他人の考えに従って生きているようなものです。
その人自身の足で立って生きているとは言えないのです。

こうやって見ていくと、考える力をなくした今の日本人が
「頭でっかち」とは決して言えないのではないでしょうか。
考える力をつけるには、何よりもまず筋道を踏まえた思考習慣を
計画的に育てることが大事だと思います。
人生も世界も、前もって計画を立てているように変化するものではないのです。
自分の明日はどうなるのか、明日の世界はどう変化するのか、わからないものです。
推測してみても、その通りにはならないのです。
即座に考える能力、判断する能力が備わっているならば、
予測を超えて変化するこの世界で落ち着いて生活することができるのです。
(略)
人はものごとを正しく予想することはできないのです。
その代わりに、「何が起こっても素早く正しい判断をできるように」と
思考能力を育むべきなのです。

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「考える力をつけるには、何よりもまず筋道を踏まえた思考習慣を
 計画的に育てることが大事」
「即座に考える能力、判断する能力が備わっているならば、
 予測を超えて変化するこの世界で落ち着いて生活することができる」
「『何が起こっても素早く正しい判断をできるように』と 思考能力を育むべきなのです」
という言葉は、本当にその通りだと思います。

世間の「普通の価値観や流行」に流されず、自分の頭で考えること。
世間の価値観で生きている人たちから「おかしい」と言われても、
自分が熟慮したうえで判断しているのなら、それで良いのだと思います。
他人の考えに従って生きていても、自分の人生を生きていることにはなりません。
自分で考え、自分で判断し、自分ですべての責任を負って生きる。
そんな「自分の人生」を歩む人になりたいと思います。




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