過去の経験と記憶

先日からご紹介しているこちらの本には、

小さな「悟り」を積み重ねる (集英社新書)


たくさんの素晴らしい言葉が書かれています。
私も心に響く言葉に出会い、良い本を読んだな~と嬉しく思います。
皆さんの心にも、何かしら良いものが残っていることを祈りつつ、
本日もご紹介を続けたいと思います。

=======================

○過去の経験と記憶は思っているほど役に立たない
過去の記憶とは何でしょうか?
過去のことを私たちはすべて憶えているのでしょうか?
いいえ、憶えているのは過去の経験の一握りです。
憶えていることより、たくさんのことを忘れているのです。
かと言って憶えている一握りの経験だけが役に立ち、
忘れた経験はそれゆえ役に立たない、とも言えないのです。
役に立つものを忘れて、邪魔になる物を憶えているケースもけっこうあります。
役に立つ、立たないにかかわらず、人は何かを忘れて、何かを憶えておくのです。
むしろ役に立たないことをよく憶えていたりします。
とりわけよく憶えているものは、欲、怒り、嫉妬などの
悪感情にからんだ経験と知識です。
(略)
しばしば、私たちは悪感情にとらわれて、
役に立つことを見事に忘れてしまうのです。
私たちが思っているほど、過去の経験を思い出そうと時間を無駄にするのなら、
今この瞬間をどうすればよいのかを考えたほうがいいかもしれません。

どのような過去の記憶を持っているかで人の性格傾向を判断することができます。
怒りや憎しみなどの感情に支配されている人の過去の記憶は、
親に怒られたことや、学校でいじめられたことや、他人に批判されたことなど、
怒りや憎しみに関わる経験ばかりです。
ふつう子どもは叱られるより、大事に愛される時間のほうがはるかに多いはずです。
しかし叱られたマイナスの記憶のほうが鮮明に残ったりするのです。
反対に、辛いことは忘れて
過去の面白いこと楽しかったことばかりを憶えている人もいます。
つまり人が何を記憶して何を忘れるのか、というのは、
その人の性格によってコントロールされるのです。
ですから無批判に過去の記憶を頼る前に、
自分の性格はどのような感情で管理されているのかを
まず理解する必要があります。
いずれにしろ、過去の記憶や経験にとらわれたりせず、
今この瞬間に正しい判断ができるようになることがもっとも大事なのです。

=======================

「役に立たないことをよく憶えていたりします」
「とりわけよく憶えているものは、欲、怒り、嫉妬などの
 悪感情にからんだ経験と知識」
とありますが、そういう傾向の強い人も実際にいますよね。
そういう人が配偶者だと、本当に辛いですよね。(涙)
私は楽しかった思い出の方が、辛かった思い出よりも圧倒的に多いので、
それほどしんどい思いをしながら生活していないとは思いますが、
そもそも記憶している総量自体が、夫と比べると相当多いようです。

「どのような過去の記憶を持っているかで人の性格傾向を判断することができます」
「人が何を記憶して何を忘れるのか、というのは、
 その人の性格によってコントロールされる」というのは、本当にその通りですよね。
私たち定型発達の人たちも、嫌な記憶自体は憶えていますが、
時間の経過とともに、当時の怒りがフラッシュバックすることは減っていきます。
しかし、発達障害の特性を持っている人たちは、
楽しい記憶は割と簡単に忘れるのに対して、嫌な記憶は何年経っても、
まるで今起こったかのように「怒り」や「憤り」とともにフラッシュバックするそうです。
身内に、こういう特性を持っている方がいらっしゃる方なら、
こちらが標的にされて不快な思いをするような経験は、何度もしてますよね~。(汗)

過去を振り返り、過去にとらわれ続けるのではなく、
今、この瞬間を大切に生きられるようになりたい(なってほしい)ものですね。




          ★他にも、節約ブログがたくさん見付かりますよ★  
             
          ↑こちらの2つのバナーを、クリックして下さいね!↑