とうとう、今年も最後の1月に入ってしまいました。毎年「あっという間」だと思う1年ですが、今年は案外さっさと流れていく感覚は少なく、充実した1年を過ごしたように思います。また、新たな人生を開拓し始めた私。10年以上旅行をしていなかったのですが、先月久しぶりに旅行に出かけ、新たな人との出会いもあり、今後の人生計画に「現実感」と「スピード感」が増し加わったように思っています。さて、どうにかこうにか、1月に1回...
毎年「あっという間」だと思う1年ですが、
今年は案外さっさと流れていく感覚は少なく、
充実した1年を過ごしたように思います。
また、新たな人生を開拓し始めた私。
10年以上旅行をしていなかったのですが、
先月久しぶりに旅行に出かけ、新たな人との出会いもあり、
今後の人生計画に「現実感」と「スピード感」が増し加わったように思っています。

さて、どうにかこうにか、1月に1回は更新するペースで、
このブログも閉鎖することなく続けていますが、
恐らくこれが今年最後の更新かな?…ということで、前回からの続きです。
私の人生の書『生き方』(稲盛和夫著)から、ご紹介します。
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●人類が目覚めたとき「利他」の文明が花開く
私たちが地球という船もろともに沈んでおぼれないためには、
もう一度、必要以上に求めないという自然の節度を取り戻すほかはありません。
神が人間だけに与えた知性を真の叡智とすべく、
自らの欲望をコントロールする術を身につけなくてはならないのです。
すなわち「足るを知る」心、その生き方の実践が必要になってきます。
いまもっているもので足りる心がなかったら、
さらに欲しいと思っているものを手に入れたところで、
けっして満足することはできないはずです。
これ以上、経済的な富のみを追い求めるのはやめるべきです。
国や個人の目標を物質的な豊かさだけに求めるのではなく、
今後はどうすればみんなが心豊かに暮らしていけるかという方向を模索すべきです。
それが老子のいう、「足るを知る者は富めり」という「知足」の生き方です。
欲しいものが手に入らないときは、手に入るものを欲しがれという格言もあります。
「満足こそ賢者の石」。
知足にこそ人間の安定があるという考え方や生き方を、
私たちは実践していく必要があるのです。
つまり私欲はほどほどにし、少し不足くらいのところで満ち足りて、
残りは他と共有するやさしい気持ち。
あるいは他に与え、他を満たす思いやりの心。
甘いといわれようが、私はそのような考え方が必ず日本を救い、
大きくいえば地球を救うと信じています。
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「必要以上に求めないという自然の節度を取り戻す」
「これ以上、経済的な富のみを追い求めるのはやめるべき」
「国や個人の目標を物質的な豊かさだけに求めるのではなく、
今後はどうすればみんなが心豊かに暮らしていけるかという方向を模索すべき」
という著者のお考えに、痛く共感します。
私はまだ若かりし頃から(バブル時代から)、
今ご紹介した著者の考えに基づいた生き方をしてきました。
当時の周りの人たちの生き方からすれば、
数十年先を行く生き方(現在は当たり前とされている生き方)をしていました。
もちろん、今もその生き方を継続中です。
「足りない、足りない」「もっと、もっと」と思う気持ちは、
私たちが「幸せに」生きていくためにプラスに働くでしょうか?
私たちが普段目にする「広告」は、必ず心理学をベースに作られています。
つまり、「どうすればたくさん売れるか」、つまりは、どうすれば多くの利益を得られるか…
という企業の目的を達成するために、消費者心理をコントロールする必要があるわけです。
そのため、私たちは自分の考え方(価値観)をしっかりと持っていなければ、
洗脳され、「企業の思う壺」に心をコントロールされ、
さほど必要ではない物を購入させられてしまうのです。
余談ですが、人間の心をコントロールする一番簡単な手法は、「不安を煽る」こと。
健康番組の中で色々な病気やその苦しみを紹介し、
途中のCMで薬やサプリの宣伝をするというのも、正にこの手法。
不安になった視聴者は、ついついこれらの商品を購入してしまうのです。
番組を見なければ、買わずに済んだかもしれないものを…。
私の体は、健康診断では全て基準値内ではありますが、
「絶好調~!!」ということもありません。
老いてきていますので、そこそこの問題は抱えています。
しかし、何においても「ほどほど」を真ん中に置いて生きていれば、
「まあ、こんなもんでしょ」「十分、十分」と毎日満足して、幸せに暮らしています。
お金や物をたくさん手に入れたからといって、必ず幸せになれるわけではありません。
「できることが増える」ことは間違いありませんが、イコール「幸せ」とはならないのです。
今の私は、本当に毎日が幸せであふれています。
朝起きたら「今日も目が覚めた!」ことを喜び、
朝ご飯を食べるときには「今日も食べるものが与えられている」と感謝し、
仕事に行くときには「働く場所が与えられている」ことに感謝し、
自転車に乗るときには「目が見え、手足が動く」ことに感謝していると、
あまりにも幸せ過ぎてついつい泣きながら自転車を漕ぐこともしばしば。
「私って、なんて幸せなんだろう~!!」と、次から次へと感謝が溢れてくるのです。
数年前から、私が死ぬまでにこの世で為すべきことは何かを考え、
それを形にしようと活動してきましたが、また新たな夢が生まれ、
今度はまたそれを形にしようと動き始めました。
とてつもなく大きな夢ですが、千里の道も一歩から。
まずは自分で小さな一歩を踏み出す勇気が大切。
そして先月、その一歩をようやく踏み出しました。
それはもちろん、私のためではなく、世のため人のためになることです。
私の残りの人生を、「他と共有する」ためにこれまで通り、マイペースで邁進していきます。
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